ドイツ語では、
英語のnotにあたるnicht(ニヒト)を使って
否定文を作ります。
また、sein(be動詞)と一般動詞の場合では、
nichtの位置が異なります。
初めてのドイツ語 否定文の作り方は?
Ich bin müde. 私は疲れています。
イヒ ビン ミューデ
否定文を作るには、英語のnotにあたる
nicht(ニヒト)を使います。
Ich bin nicht müde.
このようにseinが形容詞(müde)と
ともに使われるときは、形容詞の前に
nichtを置きます。
セルフチェック → seinの変化
初めてのドイツ語 一般動詞のときはnichtはどこ?
Er kommt heute. 彼は今日来ます。
エァ コムト ホイテ
この文章を否定にすると、二種類作ることができます。
さきほどの文章を否定にしたときは、
müdeという形容詞の前にnichtを置きました。
同じように、今日(heute)という副詞の前に置くと、
Er kommt nicht heute. となります。
一般動詞の場合は、もう一つ作ることができます。
Er kommt heute nicht.
nicht を文の一番後ろに置くこともできます。
一番後ろに置いたときは、全文否定と言って
文章全体を否定することになります。
訳すとどちらも、
「彼は今日来ない」となります。
違いは何?
Er kommt nicht heute ,( sondern morgen).
heute の前に、nichtを置くと、
今日は来ないけれど、明日来るかもしれない。
というような可能性があるということです。
一般動詞の場合、このように否定したい単語の前に置いたときは
部分否定と言います。
先取り文法
Ich habe Geld. 私はお金があります。
イッヒ ハーベ ゲルト
この文章を否定すると、
Ich habe nicht Geld.
ではなくて、
Ich habe kein Geld.
英語のnoにあたるkein(カイン)を使って否定文を作ります。
参考記事 → nichtとkeinの違いは?