ドイツ語にも
英語のthe にあたる定冠詞と
a にあたる不定冠詞があります。
ここではドイツ語の定冠詞の使い方と
変化をチェックしたいと思います。
初めてのドイツ語 定冠詞の使い方は?
英語のtheにあたるのが、定冠詞derです。
使い方は英語と同じで、
「その~」という意味で、特定のものを指します。
例えば、
「その先生は若い」をドイツ語にすると
Der Lehrer ist jung.
デァ レーラー イスト ユング
となります。
名詞の性、格により冠詞が変化します。
この場合、Lehrer は男性名詞の1格(~は)で主語です。
男性名詞の場合は、
1格 der ~は、~が(主語)
デァ
2格 des ~の(所有格)
デス
3格 dem ~に(間接目的語)
デム
4格 den ~を(直接目的語)
デン
このように変化をします。
初めてのドイツ語 定冠詞の変化は?
ドイツ語の名詞は大文字で書き始めます。
また「性」というものがあり、
男性名詞・女性名詞・中性名詞の3種類があります。
それでは、男性名詞、女性名詞、中性名詞に
定冠詞をつけて変化させてみましょう。
□男性名詞(お父さん)
1格 der Vater デァ ファーター
2格 des Vaters デス ファータース
3格 dem Vater デム ファーター
4格 den Vater デン ファーター
*2格のsは「ス」です。
□女性名詞 Mutter (お母さん)
1格 die Mutter ディー ムター
2格 der Mutter デァ ムター
3格 der Mutter デァ ムター
4格 die Mutter ディー ムター
□中性名詞 Kind (子ども)
1格 das Kind ダス キント
2格 des Kindes デス キンデス
3格 dem Kind デム キント
4格 das Kind ダス キント
という変化になります。
さらに複数形があります。
複数形の定冠詞は1つのパターンしかありません。
つまり、単数のときの名詞の性に関わらず、
変化は1つしかありません。
□複数形 Kinder(子供たち)
1格 die Kinder ディー キンダー
2格 der Kinder デァ キンダー
3格 den Kindern デン キンダーン
4格 die Kinder ディー キンダー
*基本的に複数3格にはnがつきます。
まとめ
名詞には不定冠詞か、定冠詞がつきますが、
例外として冠詞がつかない場合もあります。
参考記事 → 不定冠詞の変化・使い方は?