辞書を引くと、
fern|sehen や an|rufen など
縦線(|)の入った動詞があります。
文章を作ると、縦線のところから
別れ別れになってしまう動詞のことを
分離動詞といいます。
初めてのドイツ語 分離動詞ってなに?
辞書を引くと、
・fern|sehen テレビを見る
フェルンゼーエン
・an|rufen 電話をする
アンルーフェン
など縦線(|)の入った動詞があります。
このように縦線のある動詞を分離動詞といいます。
文章を作ってみると、
Ich sehe immer fern. 私はいつもテレビを見ている。
イッヒ ゼーエ イマー フェルン
Ich rufe heute an. 私は今日電話をします。
イッヒ ルーフェ ホイテ アン
となります。
縦線の前のつづりが文の一番後ろに置かれるというのが、
分離動詞の特徴です。
辞書を引くときは、
文末の単語(fern, an)と動詞の不定形をくっつけて
辞書を引くようにします。
fern + sehen → fernsehen
an + rufen → anrufen
*分離動詞のアクセントの位置は、縦線の前にあります。
初めてのドイツ語 分離動詞の用法は?
それでは強調した場合はどうなるのか?
疑問文・過去形・完了形・副文にした場合を確認しておきましょう。
基本文
Er ruft heute an. 彼は今日電話をします。
エァ ルーフト ホイテ アン
□強調
Heute ruft er an.
*強調したい単語を文頭において、
主語と動詞をひっくり返す。前つづりanは文末。
□疑問文
Ruft er heute an ?
*主語と動詞をひっくり返して、anは文末。
□過去形
Er rief heute an.
*本体の動詞だけ過去形にして、あとはそのまま。
□現在完了形
Er hat heute angerufen.
*anの後ろに、rufenの過去分詞 gerufenが
とび、anとgerufenがくっつきます。
□副文
Ich weiß, dass er heute anruft. (現在形の場合)
彼が今日電話をすることを、私は知っている。
Ich weiß, dass er heute angerufen hat.(完了形の場合)
彼が今日電話をしたことを、私は知っている。
まとめ
あなたがロマンチストだということを、私は知っていますが…
Ich sehe immer fern.
この文章を訳すのに、
sehen とfernを別々に辞書を引いて、
「私はいつも遠く(fern)を見ている」と訳さないように
ご注意ください。