ウィーンのシシーこと、皇妃エリザベートに関連する
観光スポットをご紹介します。
エリザベートの生涯を辿ったあとは、その余韻を楽しめる
お土産をさがしてみては、いかがでしょうか?
Contents
アウグスティーナー教会 シシーの結婚式が行われた教会
シシーの結婚式が行われた教会を覗いてみましょう。
この教会では、マリア・テレジアとロートリンゲン公をはじめ、
ハプスブルク家関係の挙式が多く執り行われています。
アウグスティーナー教会の場所は少しわかりづらいかもしれません。
王宮(ホーフブルク/Hof)を背に、
ミヒャエル広場を右手、車が一台通れる幅の道を進むと
右手にあります。
14世紀前半に、宮廷付属の教会として作られ、
地下にはハプスブルクに係わる人々の心臓が安置されています。
シェーンブルン宮殿 シシーのフィットネス・ルーム
ウィーン観光で、シェーンブルン宮殿を見ないという人は
いないと思います。
シシーのファンでしたら、彼女のフィットネス・ルームを見落とさない
ようにしてください。
インペリアルツアーの8番目の部屋が彼女の化粧室を兼ねた、
今ふうに言うフィットネス・ルームとして使用されていました。
つり輪や梯子などもあり、美と健康的な体形を維持するために
日々アスリート並みの運動をこなしていたことが想像されます。
その他のシシー関係の部屋としては、
・10番目 エリザベート皇后のサロン
・12番目a エリザベート皇后の浴室
などがあります。
さらにナポレオンの部屋を見たいという方は、
グランドツアーで30番目の部屋になります。
□インペリアルツアー 9.50ユーロ 22屋見学
□グランドツアー 12.90 ユーロ 40室見学
参考記事→シェーンブルン宮殿への行き方
カフェー・デーメル シシーの大好物は?
ウィーン市内を散策して、休憩をしたくなったら、
デーメルでケーキタイムはいかがですか?
シュテファン寺院から
グラーベン通りをまっすぐ。
ペストの像を通り過ぎ、スーパーの
ユリウス・マインルを左に曲がると
コールマルク通りに出ます。
ブランド店が立ち並ぶ通りの右手に
デーメルがあります。
ショーウインドの飾りつけが派手なので、
すぐにわかると思います。
デーメルといえば、ザッハートルテですが、
シシーのお気に入りがスミレのソルベでした。
店内の厨房はガラス張りで、
ケーキ作りの様子を見ることができます。
2Fへは階段をご利用ください。
ウエイトレスに席を案内されてから、
1Fの入口にあるショーケースでケーキを選んでください。
ケーキの名前がわからなくても大丈夫です。
食べたいケーキを指さして、
ダス ビッテ!(これお願いします。/ Das,bitte ! )
と言ってください。
券を受け取って、席に戻ります。
ドリンクを注文するときに、ケーキの券を渡してください。
参考記事→チップのスマートな渡し方
シシー博物館 膨大な食器のコレクションに呆然
シシー博物館は、
デーメルのあるコールマルクト通りをミヒャエル広場へ。
スイス宮へ向かう細い通路に入ると右手に入口があります。
シシーの部屋と彼女の夫であるフランツ・ヨーゼフ1世の
部屋をみることができます。
皇后のドレスや銀食器の展示など、
その数に圧倒されます。
内部が意外に広いので、時間に余裕のあるときに
ゆっくりご覧いただくとよろしいかと思います。
料金は皇帝の部屋、シシー博物館、銀器コレクション
共通で9.90ユーロ。学生は8.90ユーロ。
シシー関連のおすすめのお土産は?
買い物をするときに、
日本人の店員さんがいると安心ですよね。
「WALTZ / ワルツ」は、
オペラ座を背にして、
シュテファン寺院とは反対方向、
ケルントナー通りを2ブロック先に行った
右手にあります。
ミネラル・ウォーターのサービスもありますので、
トイレタイムに店内を覗いてみてはいかがでしょうか?
お土産の一押しは、
シシーお気に入りの
「スミレの花の砂糖漬け」。
レシピはシシーが味わった当時のままで
作られています。
目印は高貴な紫色の缶で、蓋にシシーの
顔が描かれています。
そのほか、お土産として喜ばれるのが、
□シシートルテ
□インペリアル・ブレンドコーヒー
*ヴィンターハルターの有名なシシーの
肖像画が目印です。
シシーの生涯について
最後にまとめとして、
シシーの生涯を簡単に振り返ってみましょう。
ヴィンター・ハルターによって描かれた
シシーの肖像画が有名ですが、
彼女の身長は172㎝、体重50㎏、
ウエスト50㎝という体形といわれています。
1837年、シシーは南ドイツのバイエルン王国で誕生。
フランツ・ヨーゼフと姉ヘレーネの見合いの席に
シシーも同席していました。
ヨーゼフ1世はヘレーネではなく、シシーに一目ぼれ。
生まれて初めて母親の意向に反して、シシーを伴侶と
することになります。
ここから嫁と姑の好ましくない関係が始まったという説も。
1853年、温泉地として有名なバート・イシュルで婚約。
バート・イシュルはザルツブルクからバスで1時間半ほどの
行程になります。
1854年の4月24日、ウィーンのアウグスティーナ教会で
結婚式が行われ、皇后エリザベートが誕生することになります。
結婚後、宮廷での堅苦しい生活を嫌い、ウィーン以外で過ごす
ことが多くなります。
1898年、ジュネーブのレマン湖滞在中、
イタリアの無政府主義者により暗殺され、
61才で生涯を閉じることになります。