ウィーンでは
路面電車は環境に優しい乗物として
人々に愛されています。
チンチン電車。
日本ではあまり見かけなく
なりましたが、現地ではトラムと
呼ばれています。
それでは、
路面電車の乗り方やお得なチケットについて
ご紹介したいと思います。
ウィーンの路面電車 お得なチケットの買い方は?
ウィーン観光で便利なのは、
1枚のチケットで路面電車、地下鉄、バスなどの
公共の交通機関を利用することができ、乗り換えも
自由にできるところです。
切符は最寄りの地下鉄駅にある
自動販売機で購入できます。
ご自身の滞在プランに合わせて
お得なフリーパスをお選びいただけます。
□1日の滞在プラン
・ウィーン当日有効券(Wiener Einkaufskarte)
月~土曜。午前8時から午後8時まで有効なフリーパスです。
€ 6.10(約730円)
□1泊~3泊の滞在プラン
・ウィーン24時間フリーパス(24-Stunden-Wien-Karte)
€ 7.60(約910円)
本日の午前11時にこのチケットを購入すると、
翌日の午前11時まで使えます。
また自分が使わないときは、友人同士での
貸し借りもできます。
・ウィーン48時間フリーパス(48-Stunden-Wien-Karte)
€ 13.30(約1,600円)
・ウィーン72時間フリーパス(72-Stunden-Wien-Karte)
€ 16.50(約1,980円)
□1週間の滞在プラン
・1週間定期券 (Wochenkarte)
€ 16.20 (約1,940円)
このフリーパスの有効期間は月曜~翌週の月曜の9時までです。
料金的にはお得なチケットですが、購入日にご注意ください。
□ウィーンカード Wien Karte
・48時間有効 € 18.90 (約2,270円)
・72時間有効 € 21.90 (約2,630円)
このフリーパスは路面電車・地下鉄のほか、
シェーンブルン宮殿、ホテル・ザッハー、
アウガルテンなどの入場料等が割引になります。
使用開始日はご自分で記入してください。
ウィーンの路面電車 路線図はどこでもらえるの?
路面電車の路線図は、
市街地図で確認することができます。
市街地図は無料で、ホテルのフロントや
インフォメーションにおいてあります。
ウィーンの中心部を囲む環状道路を
リンクといいます。
このリンクをチンチン電車で一周してみましょう。
今、あなたはオペラ座を背にした左側の停留場
「Oper(オーパー)」にいます。
左手方向から来る①番に乗ってください。
路面電車の上に、①②やDのプレートがあります。
進行方向左側に
・美術史美術館
・自然史博物館
・国会議事堂
・市庁舎
・ブルク劇場(※進行方向右側)
・ウィーン大学を通り、
「Schwedenplatz(シュヴェーデンプラッツ)」に到着。
ここまででリンクをほぼ半周しました。
ここで一度、降りてください。
車内に降車用ボタンがありますので、
駅名のアナウンスがありましたら、
ボタンを押してください。
初めてのときは、誰かがボタンを押しますので、
押すタイミングを見ていてください。
同じ停留場で、進行方向後方から来る②に乗ると、
先ほどスタートしたオペラ座前に戻ることができます。
30分ほどで市内を一周できますので、短時間のツアーに
おすすめのコースです。
クリムトを見たいときは、
今降りた停留場の向かい側から、
反対方向に走るDに乗り、10分ほどで
「Schloss Belevedere(シュロス ベルヴェデーレ)」に
到着します。
アナウンスが聞き取りにくいので、
乗車前に何番目かチェックしておくとよいですね。
路面電車を降り、
横断歩道を渡って、右手に入口があります。
帰りは入口を出て、右手に停留場がありますので、
行きと逆方向のDに乗るとオペラ座に戻れます。
ウィーンの路面電車 乗るときの注意点は?
日本では「ピッ」、「ピッ」で
JRやバスに乗れますが、
ウィーンでは「チーン」を
忘れないようにしてください。
乗車前に
地下鉄の階段の手前や
路面電車内に設置された青いボックスで、
切符の白い部分にチーンと刻印をするように
してください。
乗り放題ができる?と思われた方も
いらっしゃるかもしれません。
ときどき私服の検札官から切符の提示を
もとめられることがあります。
検察官に遭遇した方はラッキーだそうです。
その時、不運にも乗車券を持っていなかったときは、
「いつもは持っているのですが」というような
言い訳では許してもらえません。
理由の如何にかかわりなく、
€100の罰金を支払わなければなりません。
まとめ
万が一、チケットを忘れたことに気づいたら
すぐにどちらかの行動を取ってください。
・次の駅ですぐに降りる。
・車内で1回乗車券(割高)を買う。
選択はお任せ致します。
ウィーン観光を楽しむために、
良心とチケットを
つねに携帯するようにしてくださいね。