わが家の介護レポート  007

介護で同じような想いをされている方と
悩みを共有できればと思い、レポートとして
残すことにしました。

やがては誰もがたどる道、
自分自身のための道標にも。

介護タクシー 

母親の背中に床ずれができた。
ヘルパーの人が気がつかないうちに症状が進んでしまい、
家での治療は無理ということで入院することになった。
 
母親を病院へ連れていくために、
以前利用したことのある介護タクシーに電話。
 
予約が重なり、ドライバーが一人なので、
私が手伝えば希望の時間に来てくれるとのこと。
 
実家は2階で、エレベーターがない。
ドライバーに手を貸すだけで、
腰を痛めるなどの私自身への負担はないという説明だった。
 
約束の時間にタクシーが到着。
階段下までの手順を聞くと、シートに母親を寝かせ、
両サイドから持ち上げるとのこと。
 
電話での説明とだいぶ違う。
下りる際に、病人を落としたらどうしよう、
私自身の腰を痛める可能性もある。
 
一瞬、ためらったが、仕方がない。
 
無事に階段下まで運ぶことができたが、
腰にだいぶ負担がかかったようだ。
 

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 一人部屋

 
認知症が進み、
母親はいつもぶつぶつと何かをつぶやいている。
ときどき大きな声を出すので、
心配だったが運よく一人部屋に入れた。
 
今回の入院の目的は、褥瘡を治療すること。
 
治癒するのに時間がかかるが、
完治するまで長期で入院するということはないそうだ。
 
なるべく早く家に連れて帰りたい。
 
夜、主治医から電話があり、菌が血液に回っているので、
治療中に血圧が下がる可能性もあるとのこと。
 
その際は人工呼吸器をつけるかとの質問に、
それは延命治療をするかということですかと聞き直すと、
「そういうことになります」という返事が返ってきた。
 
母親は89歳。
もう十分頑張ったので、自然に任せたいと思っている。

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