スーパーでお刺し身を買うときに、
中トロ食べたいけれど、ガマンして赤身に、
なんてことありませんか?
鮪大好きな日本人として、
マグロの生態、部位を今一度確認しておきましょう。
ワインの違いを楽しむように、
マグロワールドをお楽しみください。
マグロは種類によって味が違う?
マグロは種類はもちろん、
獲れた時期によっても味が違います。
あまり意識することなく、
いつも口にしているマグロですが、
大きい順に並べて、生態や味の違いを
チェックしてみましょう。
マグロ通のあなたは どのマグロがお好きでしょうか?
□クロマグロ
・別名 :ホンマグロ
・赤身に酸味があります。
・2m、200kgを超えるサイズにギョ!
・太平洋産と大西洋産に分類。
☆
完全養殖が実現。これで安心して
マグロが食べられますね。
□ミナミマグロ
・別名 :インドマグロ
・ケープタウン沖、ニュージーランド、シドニー沖に棲息する。
・味はクロマグロに比べてまろやか。
□メバチマグロ
・別名 :バチ(幼魚はダルマ)
・大きな目からメバチと呼ばれる。
・マグロらしい赤は色鮮やかで、中トロの舌触りがなめらか。
・大トロはとれない。
□キハダマグロ
・世界中で獲れ、夏が旬。
・小型で、淡白な味が特徴。
・身が固く、色の変わりが遅く刺身向き。
・脂肪が少なく、中トロがとれない。
□ビンチョウマグロ
・トンボマグロ、カンタロウなどとも呼ばれる。
・全世界の熱帯・温帯の海洋、さらに地中海にも生息する。
・カツオと同じくらいのサイズで、小型。
・最近、回転寿司でビントロという名称で使われるようになった。
大トロ・中トロはどの部分?
今ではトロが大人気ですが、
以前はあまり食されない部位だったそうです。
マグロは全身が食用となります。
部位によってトロ、赤身と別れます。
あなたはどの部位がお好きでしょうか?
□大トロ
腹側のカマに近い部分
□中トロ
腹側の中・後部
□赤身
背側 頭部から尾に向かい
背カミ・背ナカ・背シモに分かれる。
その他、脳天、カマ、頬裏まで
すべての部位が食されていることからも、
マグロがいかに日本人に愛されているかがわかりますね。
マグロを美味しくいただくには?
かの食の鉄人、北大路魯山人はこう書いています。
「まぐろのとろはしょうがを載せて食え」
マグロを美味しくいただくには、
生姜でくさみをとるのがポイントのようです。
さっそく、おためしあれ。